23.August.2017

高山

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フィンユール邸の前後に行ってみたのは「やわい屋」。アルプスブックキャンプに出店してて、そこで頂いたチラシの写真に惹かれました。お客さんも結構入ってて、私もあんまり時間がなくて、じっくり詳しくお話を聞くことはできなかったけれども、地元のリトルプレスによると建物は移築されたもので、店主(夫妻)は移住してきたのだそう。
市街地からほんの少し離れたところで、田んぼに囲まれてて、こんな所に何があるのかと思ったら中は器と道具がいっぱい。各地の作家さんを呼んでたりもしてるよう。2階の屋根裏のような、とはいえじゅうぶん広いスペースが古本。写真がないけれどもこの2階のスペースが、適度に薄暗くて、気持ちいい風が抜けてて、すごく良かった。

そしてもう一つ伺ったのは「キナリ10」。木工家具の職人さんが作業場の一角を本屋にしていて、ものづくりやDIYに関連する本をセレクトして置いてます。なんというか、実行する具体的なプランは今のところ無いけれども、なんとなく思い描いてたことを全部やられてしまったようで、悔しさすら感じてしまいます。

木工が盛んな土地ゆえ、車を走らせていれば工房やメーカーも製材所も普通にあって大きな丸太が山積みにされてる風景が普通にみえて、そこには技術を持った職人さんや作家さんがいる。でもって古くて使われなくなった建物が残っててそれを自ら整えて、ということをそれぞれやってて、そういう人たちが横につながってる感じがすごくいい。こういった横のつながりは地方都市で何度か目の当たりにしてきたけれど、高山の場合は木工資源と産業が存在感を放ってるのを感じるし、そういう横のつながりの中にわりと大きな家具メーカーが入ってるのがなんかいい。

行きたいところを数カ所決めただけで、特に計画らしい計画もなく行ってきたのだけれど、行く先々でいろいろ紹介してくれたりもして、これは改めて3日くらいかけてじっくり回りたいと思った次第であります。
at 18:38 | Comment(0) | travel

13.August.2017

フィンユール邸

アルプスブックキャンプの会場には1日。そのあとは近くのキャンプ場に泊まって、翌日は高山。
キタニの本社の中に再現されたフィンユール邸へ。高山はなかなか行きづらいし、こういう時じゃないといけないと思ったのでアルプス行くと決めたら速攻で申し込みました。
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背景は御嶽と乗鞍。噴煙が出てるのが見えるのだとか。

そんなに大きな邸宅ではないですが、一対一で2時間くらいかけて丁寧に説明してくれます。貴重な資料が棚の中から次々と出てきてびっくりしました。3000円は入場料と思うと高いかもしれないですが、美術展で音声ガイドと図録買うと思えば安いし、こういうことをやってのける財団に対する協賛の気持ちです。

実際の邸宅はコペンハーゲン郊外のOrdrup gaard美術館にあって、2011年に実際行ってるのですが、改めてみるとこんな感じだったかなと思うところも多少ありました。単純に忘れてる、というのもあるのですが、実際に増改築を何回かしてて、現地に残っているのは最終形なのだけれども、こちらは少し変えて、写真に残されているのみの段階にしてるそう。棚の中から貴重な資料が次々出てきてびっくりします。住宅は住み手のその時々の事情で変化するものだということを実感します。それ以外にも法的な問題とか、地形とか気候とか材料の問題とかあるのですが、そういうことも根掘り葉掘り聞けて、些細なエピソードからも、家具をライセンス生産してるキタニが、条件が全く違う土地で再現する意味のようなものが垣間見えてきます。

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主室。 背後にある庭にせり出したテントを反射して壁が黄色い。


中に置かれてる家具や造作がすべて同じ、というわけではなく図面だけしか残されていなかったものを自社製造(もちろんライセンス生産)で再現されてたりもしてます。欧州仕様の器具をそのまま使うために220Vの回路を各部屋に引いていて、ピンの丸いコンセントはダミーではなくちゃんと使えるようになっているのですが、トイレやキッチンは100Vの日本仕様を別途引いて、この建物自体をちゃんと使えるものとして作っていて、単純に住宅を再現する以上のことをしようとしてる意気を感じます。実際にところどころ使い込んでいる形跡もあるし。
リビングルームでお茶を頂いてきたりもしたのですが、なかなかいい体験でした。

でもって6年前に行った時の写真をと思ったら外観しか無くて(撮影禁止でした)、と思ったらgoogle mapで中が見られるようになってるんですね。
at 17:46 | Comment(0) | DESIGN?

10.August.2017

ALPS BOOK CAMP

今年もALPS BOOK CAMPに行ってしまいました。

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去年までとは違って、ほぼ一人。「ほぼ」というのはまあ、行けば誰かいるし、行きだけ一緒みたいなことがあって、一人のようで一人じゃないのですがわりと自由気ままに過ごしてきました。
毎年行ってると、正直いって目新しさもなくなってくるのだけれども、でも本屋は行くごとに何かしら見つけてくるように、飽きることはないです。なによりすばらしいロケーションなので、何かを見に行くのではなく、ただぼーっとしに行く感じでちょうどいい。とはいえ時折雨が降るような天候で、あんまりじっとしてられなかったんですが。
普段はSNSだけで何となく知った気になってる方と、年に一度こういう所でお会いする、というのもなんか意味があるんだろうなと思ったりもします。

今年は行かなくてもいいかと思っていたけれども、なんだかんだと行ってよかった。
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