21_21 Design sightで開催中の、THE OUTLINE。
いま改めて深澤デザインについて何かコメントを、と言われても正直むつかしいですが、あるものについて、与えられた(かのような)かたち、ジグソーパズルのピースのようにぴたりと「収まるべき」かたち、というのはそのものの形にも言葉にも力を感じます。ものと周りの空気がせめぎあってる「輪郭」という概念も写真になるとものすごい迫力で伝わってきます。
実際に目の前に並べられたものを見ていると、形に破綻を感じませんと言えばそれは当然なのかもしれませんが、実際私たちが普段見たり触ったりしいるものは実際、作ったり売ったり運んだりする上でのいろんな制約やら条件があって、そこにある意味での妥協があって成立しているはずなのですが、そういう妥協は実際あるのだろうけれど、ここでは不思議と感じない。
気付くか気付かないかさえもわからないような部分に労力とコストをかけるのを必然として受け入れてしまうだけの力を感じます。
結果、生まれるかたちというのが頭の中で描いている、そのものの「ふつう」なのかもしれません。
とはいえ、お店の中で同じものを見てしまうと、また別のアングルで評価してしまうのです。
21_21 Design Sightは今回初めて夜に入ったのですが、中庭をはさんで展示室を見る感じが、対岸のぴんと張りつめた展示室の空気を切り取っている感じが良かった。
それで中庭に出て外の風にあたりながらベンチに座ってみるのもまたオツです。