19.November.2009

新東京百景 信号編

signal01.jpg


昨日は「新東京百景 信号編」へ。
ライターの加藤さん、建築家の谷尻さんとのトークは再びの「立ち話」形式なのですが、とても面白かった。

「コンテクスト」という概念を引き合いに出した谷尻さんの視点が、この展示会をよりわかりやすく解説していたようにも思います。
コンテクストとは関係性のことであり、建物を計画するにあたって、周辺部との関係をどう築き上げるか、ということ。単純に馴染ませればいい、というものではなく周辺部に対して馴染ませるべきか否かを評価し、馴染ませるか逆にエッジの効いたものするかという判断を下して計画するということ。
建築計画では当たり前のことなのかもしれませんが、すごく納得しました。
というのも、その概念を展示されているスナップ写真との共通項としてお話しされたのを聞いて、formroom以来これまで事あるごとに秋田さんがおっしゃっていた「視点」の話、「主題を中心に置かない」という話と一気に結びついたのであります。
周辺部をよく見て、そこに思いを巡らしシナリオを描くことであるべき形を見出す、とでも言うのでしょうか。

「この10年」展の壁面に描かれたスケッチも、j-waveで話されていたセキュリティゲートの話も、そういうことだったのか、と今更ながら思うのであります。

signal02.jpg



こちらが展示されていた実物。赤っぽいのはすぐ横で「赤信号」が点灯していたからです。
薄くなったとはいえ、実物を間近で見るとやっぱり大きいです。
しかしながら、その中に入る赤と緑のユニット(写真の左下の黒いやつ。裏向きになってます)が、ものすごく軽いことに驚きました。
片手で持てるようにハンドルが付いています。取り付けは「蓋」の裏側にある四方を押さえる別の金物を蝶ボルトで押さえ、電源の接続もコネクタひとつ。
これはどなたかに教わったわけではなく、そこにあるものを見ていてそう理解したのです。それくらい簡単そうに見える。
工具もほとんどいらないんじゃないかと思われます。(実際は防水のこともあるので工具を使ってしっかり締めるのでしょうが)

いいですね。電球がLEDになったことで、メンテナンス頻度がこれまでの数百分の一になるかと思うのですが、その作業自体も、工具であれ電球であれ、もし落とそうものなら大惨事になってしまう、という恐怖がひとつ無くなったわけですから。
高所作業車の上で作業するのにかなり都合良くなっていることが伺えます。
ひょっとしたら作業車なんて使わなくても脚立でできてしまうかもしれない。
ということはもしトラブルが起きても、直すために手配するものが減って、トラックがワゴン車になって、その分すぐに駆けつけることができて、作業全体がスマートになる可能性がある、ということです。
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