
坂本龍一さんが代表の森林保全団体more Treesと伊勢丹によるプロジェクト。
賛同する51名の方々による間伐材を使った鳩時計が並んでます。
木の質感や感触は、知っているようで意外と身近なところに無かったりするものだということに気がつきます。
戦後、建築材料としての需要を見込んで単一樹種の人工林が作られた、という事実も建築材料が鉄とコンクリートに変わってしまった今となっては不思議な話でもあるのですがそれはともかく、実際に目の当たりにしたときに感じる「懐かしい」と言ってしまいそうな感触は、最も身近な天然素材のひとつであるはずの木が、自分たちの生活に身近なモノではなくなってきているという文化的要素も、現状の山林を作ってしまっている、そんなメッセージとも受け取れます。
そのもはや記憶の中にしかない感触を増幅させるトリガーとして「鳩時計」というチョイスはなんとも絶妙であります。
外に面したショーウィンドウはそれぞれ、鳩時計からここまでの世界を描くかと思ってしまうのですが、5階の展示場がすごかった。
50個の鳩時計が1カ所に集まってる姿はほのぼのとした、ファンタジックな世界です。
30分おきにふいごの優しい音があちこちで「パッポー」。
頭から離れません。
「パッポー パッポー」
