
日曜日は、いつか機会があれば行こうと思っていた江戸東京たてもの園へ。
なかなか行きにくいところではあるのだけれども、調べてみたらこんな素敵な展示をやっていたので、そっち方面への用事を作って、雨の中行ってきました。
展示自体はそこまで規模の大きいものではありません。
しかし路上観察学会の面々と学芸員の方々のフィールドワークの成果(林丈二さんのコメントが面白すぎます)、そして昔の看板、木彫りから板金、ブリキ板、幟の数々。そしてキリンレモンやヤンマーディーゼル、文明堂、仁丹などなどの懐かしいCMソング(と言ってもリアルタイムには知りませんが)。収集された看板が語る歴史と、ハリガミの分析にお腹いっぱいになった上さらに、外には移築された看板建築そのものもあります。
細かく貼り分けた板金のパターン、ディテールの細工、力強い手描き文字などなど、見てて飽きません。
ーそのデザインや内容は、つくられた時代の社会や風潮を反映するだけでなく、街に暮らす人の様々な声を代弁しています。その「声にならない声」は、日常的・視覚的に私たちに語りかけると同時に(その効果は定かではありませんが)、少なくとも街の性格や印象を左右する「雰囲気発生装置」としての役割を果たしてきました。
そうだったのか!

園内に保存されている前川國男の自邸。
外観とは裏腹に中はコンパクト。書斎と寝室とリビングという明快なゾーニングとそれぞれの部屋の機能に、「豊かな質素」というようなものを感じます。これでいいのかとおもったり。
