連休の一日、実家へ向かう前に手土産を物色がてら、戸越銀座を散歩。
八百屋のおやじとか、商品がぎゅうぎゅうに詰まった小さい日用雑貨店の様子から、生々しい生活の営みが見えてくるのがなんだかほほえましい。
その中にある焼き鳥屋さんは店の前(要するに路上)にテーブルを出して、休日ともなればそこで昼間から一杯やってたりするのだけれども、そこにいるのはスーツ姿のサラリーマンではなくて家族連れ、というあたりにつくづく平和だな、と思ったり。
そうやって路上で一杯できるところが、ほんの少し前まではその焼き鳥屋1軒だったのが、同じ並びにあるおでん屋と唐揚げ屋も同じようにテーブルを出すようになった。ちょっとしたカルチャーが形成されていくプロセスを目の当たりにしているかのよう。
すぐ裏には住宅が密集していて、無理矢理つくった演出も非日常感もなく、軒を連ねてる商店で売ってるモノは日用雑貨と食料品がほとんど。その中で町の写真屋さんがすこしオサレに改装してたり、ものすごく小さい立ち飲みバーが出現してたり、民家を改装したカフェがここ1,2年の間にできて新旧いろんな店が共存して面白いことになってきてる。
その面白さ、というのはひとつひとつはなにも特別なことではないけれども、『業態』としてパッケージ化されたモノにはないし、流通チェーンによって投下されるシステムでは作り得ない、ある種の非効率や不合理の上に成り立ってるんじゃないかと。
その非効率や不合理を支えてるのは路上のテーブルで飲み食いしている人たちであり、それが継続することで2店目3店目が出てきていつの間にかカルチャーになっている。という流れをこれを見てなんか納得した。
社会運動はどうやって起こすか(TED Talks)実際に商店街でおきていることを目の当たりにして、コミュニティとどう関わるか、その中での主体性とはどういうことなのかを考えてみると、案外シンプルな原則にいきつくのではないかという気がしてます。