20.March.2017

郊外のススメ

郊外に住むわたしが、都心に出た用事のついでに都心でやってる郊外暮らしの展示へ。

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「郊外で暮らす」ということについて、地場の工務店とデザイナーが中心になって、ファシリテーターを立てて、その像を描いてます。という解釈でよいのか正直自信はないですが、わりと明確に人物像を描いた上で住まいのモデルを提示されてます。実物モデルだけに説得力があります。実物でデモできるってやっぱりすごい。
「戸建て」とか「広さ」とか、郊外を考える上のキーワードはいくつかあるのだけれども、ここで提示されてた「暮らし」の中にほんの少しだけ「小商い」と言われているようなものも入り込んでいるのが気になりました。そのモデルの善し悪しではなく、職と住の関係性を模索しているのが今なのかなと。
そもそも郊外暮らしという考え自体が通勤とセットで成り立ってた、という前提があって、だけれども中には思うところあって地域の中で商いを始めたいと思ってもいるけれども、成立するのかどこか懐疑的なので会社勤めはやめられない、という人物像のなかにも葛藤が描かれていて、それがなんだか依存できる大都会がすぐ近くにあるその距離感みたいだなあと。うまく言い表せないのだけれども。郊外に住んでいるとはいえ、家族もいなければ都心に通勤してるわけでもない自分自身とのギャップがあるからなのか、なんだかモヤッとしました。

ただ、ひとくちに「郊外」と言っても都会まで電車で30分弱のところと、小一時間掛かるところでは事情はだいぶ違うという実感はあります。距離よりも電車の本数かな。

18.March.2017

la kagu

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神楽坂にいったのだからここにも足を踏み入れてみる。たぶん2年ぶり。
出版会社の元倉庫の建物を家具と雑貨の店とカフェにリノベ。デッキに続いた広い外階段から2階に直接入れる部分にセミナースペース、というのは建物の使い方として合理的ではあるし、イベントをやっていないときもそのスペースが「間」として機能してる感じがします。
柱が無くて天井が高い大空間の使い方としては、家具とセミナースペースというのは、こういう場所でしかできないことで、すごく合理的。そういえば書籍がなくなってたけれどもあれは企画展的な扱いだったのかな。

オープン直後の2年前に行ったときは、脈絡のよく分からない雑貨のセレクトに落ち着かなさそうなカフェ、スタッフも家具にも本にも興味が無さそうで、ソフト面のすべてが中途半端な印象だったのが、雑貨が色濃くなって、しかるべき所に間仕切りを立てて、店としてはわかりやすいものになったように思います。せっかくの大空間なのだから家具をもう少し大きく展開してもいいのにとも思うのですが、「ここに置いてある家具を家で使う」イメージがあまり湧かないんですよね。いろいろと思うところはあるのですがそれは自分の好みに依るところだし、実際に継続できる形態を考えるとこうなのかなとも思います。

リノベーションの真価はセミナースペースと外のデッキがどう利用されるか、というところにあるような気がします。

12.March.2017

本のフェス

今日は本のフェスへ。

昨年は手弁当感があったイベントの2年目は、会場の出版クラブ会館も知的な匂いがあって、そのなかで出店してる出版社も古本屋もお客さん以上に緩く楽しんでる感じがあってなんかいい。

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ほとんどのイベントに当てはまるような気がしているのだけれども、年数重ねて規模が大きくなったり、運営が組織化されていくと、安定感と引き替えに失われる勢いや空気感はあるなとふと思ったり。ノウハウが蓄積されれば必然とそうなるし、継続していくためには必要なことで、なにも失われたものを悲しむようなことではない。
だけれど粗削りな感じ、やりながら運営を考えざるを得ない勢いが客の立場にも伝わってくる感じは初回にしかないかなと。

実際どうかは分からないけれども、イベントの第1回って案外そういうもので、でもそんな第1回があったから今の東京マラソンもフジロックもあるんじゃないのかなとも思ったり。